塗り替え時期の目安
さて、塗り替え時期の目安ですが、どのように判断したら良いのか?
まずはご自宅の外壁の状況をご覧頂けるように、ここでは外壁の劣化状況をご紹介しています。
外壁塗装年数が経過すれば必ず劣化していくものです。
劣化の状況によっては、早めの対処が必要になります。建物自体に影響が出てしまうからです。
「ご近所が塗り替えをしているからうちもそろそろ・・・?」と考える前に、まずはしっかりチェックしてみることからはじめましょう。
【劣化初期症状】外壁のチョーキング現象
写真を見てください。
指の先に、少しだけ白い粉がついています。
これを『チョーキング現象』といいます。
『チョーキング現象』とは、太陽の紫外線によって塗料が分解され、粉状となって析出されたものです。
この写真は『チョーキング現象』の中でも軽度の状態です。
塗装の劣化が進行しているサインです。
写真は外壁塗膜の劣化がかなり進行しています
手が真っ白になるほどチョーキング現象が出ています。塗り替え時期のサインだと思って間違いありません。
【劣化進行中の症状】外壁のひび割れ
写真はサイディングの繋ぎ目のコーキング材が割れている写真です。
この状態になると、隙間から雨が侵入してしまいます。雨水が浸入することで建物の木部の傷みなどの影響があります。
【末期の重度な症状】外壁のチョーキングとヒビ割れ
先ほどのチョーキング現象とさらにひび割れの両方が確認できます。
このような劣化箇所がある場合には早めに業者による診断が必要です。
建物内部への影響が心配されます。
【危険な症状!】塗装がヒビ割れている。剥がれている。屋根はコケがはえている。
3枚の写真をご覧ください。
塗装の剥がれと、ヒビ割れ、コケです。
人間の体で例えるなら、最悪の状態です。
外壁自体(下地)が露出していて、まさに末期状態なのです。
塗料という保護膜がないため、太陽の紫外線や酸性雨などに直接、攻撃を受けてしまい、外壁の寿命を縮めています。
上の写真は、鉄部です。
塗料の浮き、剥がれそしてサビまで出てしまっています。痛みがどんどん進行し、雨漏りの原因の1つとなります。
真ん中の写真は、外壁と鉄部の間にコーキングがあり、コーキングが割れて、雨水が外壁内に侵入し、鉄部の見えない内部でサビが進行してしまっています。
下の写真は、コロニアル屋根です。コケの繁殖が激しくなっています。
コケの繁殖はすごく早いので、コケだらけになり、屋根がじめじめして、屋根が傷んでしまいます。
以上が、あなた自身でもわかる自己診断方法と症状です。
上記の症状がある場合は塗り替え専門業者に外壁や屋根の診断を依頼しましょう。
屋根は危ないので必ず業者に見てもらいましょう。
ここに紹介している以外にも早めの対処が必要な場合もあります。
もし自己診断しても自分で判断できない場合には、遠慮せずにユタカペイントにご相談ください。